時代は1980年初頭。モータースポーツ創世記ではモータースポーツを取り巻く環境が当然ですが発展途上であり、サーキットで開催されるレースは勿論の事、ナンバー付き車両で参加可能なラリーやジムカーナなどのグラスルーツカテゴリーの参加車両を制作・メンテナンスするのも大変な事でした。
懐かしい話ですが、例えば当時ラリーに参戦する為にクルマを用意しようとすると、先ずベースとなるクルマは自動車ディーラーや中古車屋さんなどの自動車販売店で購入し、ボディメイクは板金屋サンへ、サスペンションは足回りが得意なモータースさんへ、ランプや電気系統はバッテリー屋サンへ、タイヤはホイールはタイヤ屋さんへ・・・・etc、一台の競技車を作る為には、全国のあちらこちらのお店を順繰りにめぐるのが常識でした。
そこで、当時より日本のTOPラリーストであり、自動車ディーラーのTOPセールスマンでもあった田嶋伸博(弊社代表)は考えました。
「この手間暇が無くなったら、グラスルーツカテゴリーのモータースポーツが、どれだけ身近なモノになるだろうか?!」
そして登場したのがモンスターというショップと、そこで販売される「コンプリートカー」という商品でした。
「コンプリートカー」はそれまでの常識を覆し、クルマ・パーツ・取付&加工・セッティングの全てが1つの窓口で、同じ担当者が受け付けるコロンブスのタマゴ的ですが画期的なシステムでした。また、当時の受付担当は田嶋伸博本人だった事もあり、TOPラリーストのドライビングレクチャーまで付いてくる、とってもスペシャルな仕様(?)でした。(モンスターのコンプリートカーは「勝てる仕様」といわれた由縁が、ココに発祥しているんですネ!)
それから約30年。田嶋伸博のテクニックと経験は「MonsterSport」というブランドの中で受け継がれ、先進の設備とテクノジーにより、東名横浜店を始め各モンスターショップにて皆様の愛車へ確実にフィードバックできる体制になっております。そしてココから生み出される「コンプリートカー」は、時代を超えても多くの意味で「勝てる仕様(満足・達成感が味わえる)」として、既に1500台を超える多種多様なユーザー様にご愛顧を頂いているのです。
ベースとなるクルマやそれを取り巻く環境、そして多くの先進技術。その発展に我々モンスターも常に「勝てる」コンプリートカーを提供できるよう、日々開発に取り組んでおります。どうぞ皆様のカーライフを、モンスターの「コンプリートカー」で彩らせて下さい。